Google App Engine, PaaS, EC2に見る新しい息吹

Google App Engineという面白そうなサービスが登場した。

「Google App Engine」の登場とPaaS–Web 2.5がもたらす変化:コラム
http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000055923,20371171,00.htm

簡単に言うと、Pythonを動かせるインフラを無償で提供してくれるサービス。なのだが、Googleのインフラの仕組みを用いているらしく、GFS上で動作し、bigtableなどのデータベースを利用できるらしい。

上記の記事では、SaaSの次であるPaaS(platform-as-a-service)を動作させるためには巨大なデータセンターが必要であり、そのためにGoogleがサーバ提供を始めた、と解釈している。

PaaSのためのサービスとして、Amazon EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)という仮想化サーバ提供サービスが2006年頃?から始められている。これもAmazonが実際に利用している仮想化サーバの仕組みを提供しているものとされている。

このEC2では、CPU使用量、ネットワーク転送量に応じて課金が行われる。そのため少量の利用であれば、コストが安価で済む特徴がある。さらに突発的なアクセス状況に対してもスケーラブルに対応できる。

Amazon EC2を使ってみた:http://blog.lilyx.net/2007/07/05/amazon-ec2-introduction/や、Life is beautiful: Amazon ec2のエコノミー、月72ドルでレンタルするのと、999ドルのマシンを買うのはどちらが得か?:http://satoshi.blogs.com/life/2008/03/amazon-ec272999.htmlに詳しい。

GAE(Google App Engine)の場合も、データ容量やCPU使用量をより多く割り当てたい場合に、有料サービスに申し込める仕組みを提供している。

まさにVPSから、もう一歩、新しいサービスが生まれてきている。今後、さらにホスティング環境は使いやすくなっていくことだろう。

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