Monthly Archives: 3月 2008

総務省「商業区域における高速無線LANの有効利用に関する調査検討会」

報道資料:「商業区域における高速無線LANの有効利用に関する調査検討会」報告書の概要について

「大型ショッピングセンターをフィールドに、高速無線LANの利用可能性を調査した結果、その有効性が確認された」らしい。”利用可能性”を”調査”して”有効性”を”確認した”というこの言い方は好き。

  1. SC(ショッピングセンター)館内ナビゲーションシステム
  2. 公衆無線LANサービスの提供
  3. CCT端末(クレジットカード信用照会端末等)の無線化システム
  4. 館内情報提供の画像情報システム
  5. 電子棚札システム(電子POP広告を含む)

端末を無線化することで、レイアウトがいろいろ変えられるようになれば、顧客の導線を色々と試せるので、意味がある。

構成員?を見ると、こんな人が参加するんだーって気になる。

NECと三信電、明治乳業の十勝工場に無線LAN網構築

NECと三信電、明治乳業の十勝工場に無線LAN網構築

よくある話。工場設計時点から関われるのはいい。

無線LANによるVoIPの社内運用って、実は管理コストが意外とかかってるんじゃないか、と思う。PHSや3Gに比べて。無線LANによるVoIPの構築は、APから無線の届く範囲が他に比べて短いので、設置場所にコツがいるし、チャンネルの振り分けも大変だし。

最近になって無線LANの意味って、狭い範囲で広帯域を確保できることだと思うようになってきたんだけど、音声なら広い範囲で低帯域でいいし。VoIP運用なんて自社じゃノウハウないから管理は○投げするだろうし。

よく分かんないんで、この分野はもうちょっとリサーチが必要かな。

3G携帯を移動無線LANアクセスポイントにするソフト

3G携帯を移動無線LANアクセスポイントにするソフト

Bluetoothよりも距離は伸びて、利用可能なユーザ数も増えますよね。消費電力が心配。

ns-3.0.11の概要

本業で使いそうなネットワークシミュレータns-2の次バージョンであるns-3の開発動向について、興味があったので調べてみた。

どうやらns-3ではtclと決別したようだ。

ns-2では、wifiやTCPなど内部的なロジックをC++で、それをどう動かすかのシナリオをtclで記述していた。編集されているtclファイルを傍から見ていたがそれは意味不明で、なぜそれがそれとくっつくんだという疑問が見ている間ずっと浮かんでいた。

ns-2ではビルドは一般的なconfigureで行われているが、ns-3ではwafと呼ばれるpythonプログラムを利用している。ns-3ではtclを使わないのでコンパイルする内容が少なく、時間がかからなかった。

シナリオファイルもpythonを使うのかと思いきや、C++で構成されていた。classの宣言時にC++のテンプレートをよく使っている様子が見られるが、一般的なC++の書き方とそう違いはない。C++に慣れている人なら簡単に書けそうだ。

ns-3のwifiのコードについて少し見てみた。onoe, amrrを頭に付加しているファイルが見つかる。これは無線LANのレート制御アルゴリズムの名前だ。madwifi(Atheros向けの)を触っている人間なら同様のレート制御アルゴリズムを選択することができるので、試してみるといい。さらにTXOPといった802.11e(QoS)にかかわるコードも入っている。

ns-2のコードや拡張を時間をかけて調べてはいないが、ns-3はwifiに関して言えば、かなり期待できるコードになりそうな予感だ。

100キロ先まで到達する『Wi-Fi』技術

Intel、100キロ先まで到達する『Wi-Fi』技術を開発中がInternet.comにて伝えられている。

Intel は年内にも RCP の販売開始を目指している。同技術開発の狙いは、近くに接続ポイントがなく、長距離の銅線ケーブルを敷設するにはコストが問題となる人口密度の低い地域や、ケーブルを敷設しても銅線盗難の恐れがあるような地域において、ワイヤレスのインターネット接続を提供することにある。

人口密度の低い地域を念頭に置いたこの発想は、スケールメリットでコストをまかなおうとする『WiMAX』(『802.16』系列のワイヤレス規格) とは対極にあるものだ。

また、WiMAX や従来の 802.11 系列技術と異なり、RCP の根底にあるのは送受信タワー同士の相互接続を Wi-Fi 技術で行なうという点だ。この時、タワーに設けた送受信ユニットは1対1で接続する。典型的な例としては、タワーの一方を基幹ネットワークに近い都市部に設け、もう一方を遠隔地に配置する形だ。そして遠隔地側の送受信タワーから、無線なり有線なりの形で近隣地域にインターネット接続を提供する。

無線LAN技術が登場したとき、その転送速度は1Mbps, 2Mbpsであり、有線LANに対して速度的不利があるために到底使えるものではない、と自分自身は考えていた。その後、11b,11g,11aなどの転送速度の向上が行われてきたが、上手くいかないだろうし、高価なままだろうと予想していた。しかしその予想は覆され、現在では11nによって300Mbpsと実に当初の300〜150倍の転送速度を実現しようとしている。

イノベーションのジレンマ風に考えれば、”当初の無線LAN”は有線LANの用途を代替するという考え自体が間違っていた。無線LANには有線LANが不可能な特徴(無線ゆえにできること)が存在し、そのために転送速度が遅くても問題ない用途が当初からあったはず。そのうち高速化が実用的なり、実際には転送速度が54Mbpsに達した時点で不便は感じなくなった。その後、300Mbpsの転送速度になり外部接続とのスピードを越え、家庭内・中小企業内では有線LANの代替が可能になっていった。

コアネットワークは安定性、高速性が顕著に求められる分野であり、無線が有線を駆逐することはありえなかった。非常に多くの多様なユーザを支えなければならないからだ。しかし逆に言えば、多くのユーザが接続しなければ有線を敷設するコストをペイできないということを意味している。過疎や離島などでは有線を敷設するコストをペイできない。ネットワーク企業は慈善事業ではないのでこの判断は正しい。これらの地域はいつまでたってもネットワークに接続できないという問題を抱えることになる。

その問題を解決するのが、今回のような数十キロ単位で無線リンクを実現する技術だ。おそらくは指向性の強いアンテナを用いた技術で、微細なアンテナの調節を必要とする。ある一定以上の距離であれば、有線LANよりも無線LAN敷設の方がコストが低いと試算されるのではないだろうか。よって今回のような技術が注目を浴びるに至っているのだと考えられる。考えてみれば、70年代にもALOHAネットワーク(と称されたハワイ諸島を接続するための無線ネットワーク)が存在しているのだから、新しく登場した考えではない。

WiMAXに関しても現状の大都市部では、既に3Gネットワークが網羅されているのでうまみは少ない。意義があるとすれば、全世界で同じ規格を使ってWAN接続できる点、つまり標準規格による大量生産によってコストが低下することにあると私は考えている。そのようなネットワークを構築する場所としてふさわしいのは、大都市圏ではなく、地方都市圏や過疎地域、離島であると思う。そうした場所とインターネットを接続する必要があるが、そのために今回の技術を利用することができる。

ただし、実際にこのようなネットワークを使ったことがないので分からないが、降雨減衰やそのほかの障害物によるリンクダウンは避けられないだろう。

本技術によって、有線で採算性のない地域にもブロードバンドネットワークが到達することを願う。

ASUSから小型アクセスポイント登場

ASUS、中継用にもなる超小型の無線LANアクセスポイント「WL-330gE」によると、小型な無線LANアクセスポイントがASUSから発売され、7500円程度の価格で販売されると伝えられている。

重さは約62gなので旅行のときにホテルの部屋で1つの回線を2人で使う場合に便利な予感。今度、出会ったら買っておこう。