Category Archives: 802.11n

製品研究 無線LAN

製品研究 無線LAN:ITproという特集が組まれている。

802.11nやチャネル・ボンディングについて分かりやすく説明しようとしているので好感が持てる。

OpenWRTでもMIMOは可能か

アクセスポイントのファームウェアでは、今までOpenWRTの方を追っていたのだが、DD-WRTの方も調べてみた。調べた理由は、BuffaloのWZR-G144NでMIMO(802.11nドラフト)をOpenWRTファームウェア上で利用したかったためだ。

しかしながらOpenWRTで、MIMOに対するアプローチが行われている様子ではなく、期待は薄かった。最悪、自分でWRT350NのソースコードからMIMOドライバを復元するしか方法がないだろうと思っていた。

DD-WRTのサイトにて、以下の記述があった。DD-WRTはOpenWRTの派生であったと記憶している。

Support for MIMO Pre-N Routersstarting from this night, there will be full support some some common broadcom based pre-n mimo routers like the Linksys WRT300N v1, Linksys WRT350N (gigabit ethernet) and the Buffalo WZR-G300N. client and ap mode are both fully supported, but as always there are some glitches in the configuration left. but the basic stuff is working.
so watch out for new v24 betas (and hopefully finals soon)

Linksys WRT300N(v1)に基づくPre-N(802.11nドラフト)に完全サポートすると記述してあるように思える。BuffaloのWZR-G300NはこのWRT300Nと互換性がある(というかLinksysのOEMでは?)。

このWRT300Nは海外版なのだが、私はそれの日本版がWRT144Nであると思い込んでいる。すなわち、300と144は帯域を表すものなのだが、それはチャンネルボンディングの差である。

よって、DD-WRTのv24 betaのソースを参照することで、WRT144NのOpenWRTでもMIMOが利用できないかという希望が生まれたわけである。

現状はその他の作業で忙しいので実証できないが、時間が作れたら5月頃に試してみたいと考えている。
(でもmadwifiで11nサポートするという情報が出ているので、今後はAtherosチップのアクセスポイントに環境を移して生きたいと考えている…)

madwifiで11nキター

news/20070328/experimental-support-for-ar5008-802-11n – MadWifi – Trac

We have added a new branch (branches/madwifi-hal-0.9.30.10) that introduces experimental support for the 802.11n chipset family AR5008. That’s the chipset family used in recent models of the Apple MacBook Pro, for example.

The new HAL is not ready for production use yet, which is the reason for keeping it in a separate branch. Nevertheless interested parties should try and report back about the results. Obvious bugs should be reported back by filing a new ticket that has version set appropriately. General feedback on that branch should be directed to the madwifi-devel mailing list instead.

「madwifiのhal v0.9.30.10で802.11nチップセットファミリーでMacBook Proなどで利用されているAR5008への試験的サポートを導入する新しい枝を追加」な感じ。

とりあえずmadwifiのAtherosチームが11nに対応する気があるということが分かったことが大きい。

5GHz帯が使える802.11n製品

Draft IEEE802.11n対応 IEEE802.11a&11g/11b 無線LAN BroadBandルータ 1000BASE-T対応モデル カードセットタイプ | WZR-AMPG144NH/P

5Ghz帯802.11n製品が既に登場していることを友人に言われて驚いた。なんか、全然、話題にすらなっていないような…。今までの802.11nは2.4GHz帯しか出てないんで、相当、画期的なハズ。比べてみたいが、どうなんだろうか。

ちなみにバッファローとしては2.4GHzをPC等の利用に、5GHzはAVメディアの伝送に利用したい向きがあるようで。

IEEE の作業部会、『802.11n』規格の第2草案を承認

Japan.internet.com 携帯・ワイヤレス – IEEE の作業部会、『802.11n』規格の第2草案を承認にて、IEEE 802.11nの第2草案を承認したと伝えられている。

すでに802.11nドラフトの製品が市場に出回っている状況を考えると、一歩前進か。ここまで出回っていると、802.11n標準に何の意味があるんだ?という気になってくる。それでも相互接続性は大事だ。実際に相互接続性を保障するのはWiFiアライアンスになるが、その元になるのは標準仕様だ。ちなみに、WiFiアライアンスでは2007年前半にも802.11nの認定プログラムを始めるらしい(Wi-Fiアライアンス、IEEE 802.11n標準最終版公開前において)。

実は、ドラフト2.0には大きな意味がある。【短期連載】802.11nのいま Vol.4――ここが問題だよ、802.11nにあるが、

ロルフ氏は、「ドラフトの仕様がある程度固まってくると、ハードウェアを変えずに、ファームウェアやソフトウェアの変更で正式な802.11n準拠の機器と通信できるようになるチップを出せるようになる」と前置きし、「しかし、仮にドラフト2.0がIEEEを通ったあとに、ドラフト1.0のチップのファームウェアを2.0にアップグレードするのは難しい。チップ自体を変えるしかない」と時期尚早ということを強調した。

ということがある。もちろん、この判断に対しても

この点についても企業間で見解が分かれるようで、2月に開かれたアセロスの記者発表会では、米国本社の社長兼代表経営責任者のクレイグ・バラット(Dr. Craig H. Barratt)氏が「11nのドラフト仕様が正式仕様になる際にも互換性を確保できる」「仮に正式版に修正が加わったとしても、開発には柔軟性を持たせており、ドライバーソフトやファームウェアなどの変更で対応可能である」という観測を示している。

ということがある。アセロスの802.11nプロダクトの登場は他社に比べて遅れたが、それはチップの設計をドラフト2.0やそれ以降に対応できるように行ったのではないかという憶測がある。

ともかく、ドラフト2.0の承認は、802.11nにとって大きな前進だ。今後のドラフト2.0対応チップが楽しみだ。

より高速な接続を目指して,有線LANへの誘惑

より高速な接続を目指して,有線LANへの誘惑:ITproにて、無線LANの低速さに業を煮やし、有線LANへ切り替えたという記事が伝えられている。

 考えあぐねた揚げ句,ケーブルを窓から外に出して屋外配線することにした。20mの屋外用のLANケーブルと,サッシの隙間から通せるケーブルを用意し,ベランダの下を通したり,エアコンの配管の裏にはわしたりとできるだけ見えない工夫をしつつ,作業した。作業時間は3時間程度だったように思う。

 自室は元々,ギガビットのハブを利用していたので,リビングにもギガビット対応のハブを設置,一気に高速化を図った。体感上も圧倒的に速く,個人的には大満足であった。

 参考までに,接続方法別に自室とリビングとの間の通信速度を測ったのでお知らせしよう。無線LAN(IEEE802.11a)利用時は17.8Mbps だったのが,1000BASE-Tでは135.0Mbpsにアップした。インターネットアクセス時のレスポンスも良くなったように感じている。

少なくとも、有線LANを敷くことのできる宅なら有線LANを敷いた方がいい。無線LANは有線LANに比べて低速かつ不安定だ。

無線LANの魅力はケーブルレスな点で、例えば充電池付のノートパソコンなら本当にケーブルなしで通信できる点に尽きる。だからこそ、ポータブルな機器かつある程度の帯域しか使わないストリーミングの場合、真価を発揮する。それに当てはまるのは、VoIPのような電話機やロケーションフリーテレビの経路としての利用方法である。逆にバースト的に転送したい場合、有線に比べてスループットが稼げないので、引用元の記事のように感じてしまう。これはもともと有線と無線の性質にかかわる問題なので仕方ない。

実際、家を新築するならギガビットイーサのハブを敷設するし、そうでなくても、高速な回線が欲しければ工事をして入れるべきだと思う。問題なのは、そうした高速な回線が必要な利用方法があるということである。映像はHD化によってとんでもないサイズになってきているので、もし、自宅で伝送したい要求が生まれたらギガビットイーサハブを導入するだろうと思う(すでに自宅は全室に100BASE-TXを配線済みなんで)。

意外だったのはPLCよりも無線LANの方が速かったこと。100BASE-TXのスループットが65Mbps程度だったこと。下手をしたら802.11nの方が速いかもしれない。

802.11nの資料と社長

標準化動向レポート IEEE 802.11n | WBB Forumにて802.11nの注目すべき変更点が分かりやすくまとめられている。

著者は大澤 智喜氏。このお方、実はAtheros日本法人の社長なのだが、元はNECの研究所などで研究/開発に従事していたバリバリのエンジニア。つまりエンジニアで社長になられた稀有なお方である。ちなみに5GHz帯の無線規格策定では尽力なされたとか。

彼と話ができる知り合いは2名(うち1人は共に銀座で豪遊?)ほどいるが、いまだに彼と会ったことはない。業界で最も会ってみたい一人である。

バッファロー、11nドラフトと11a/b/gの同時利用が可能なルータなど発売

バッファロー、11nドラフトと11a/b/gの同時利用が可能なルータなど発売によると、11nと11a/b/gが同時使用できるルータが発売されたようで。

このルータの利点はギガビットイーサに対応したことかと。

機能面では、Windows Vistaのネットワークマップ機能「LLTD」に対応しているほか、インターネット接続設定などを自動で行なう機能「インターネット@スタート」を搭載。無線LAN設定機能では同社の「AOSS」のほか、Wi-Fi Allianceの認定プログラム「Wi-Fi Protected Setup(WPS)」にも対応。WPSは、プッシュボタン式とPINコード式の2種類をサポートしている。

で、一般人にはあんまり関係ないんだけど、WPSをサポートしたことが驚き。WPSは開発時は「Simple Config」で名前が通ってたが、Wi-Fiアライアンス、無線LANの簡単設定規格「WPS」の認定開始:ITproの説明を引用すると「無線LANルーターの設定や暗号化を簡単にできるようにする標準化規格」。

つまり、WPSはAOSSと衝突する技術。メーカー間の方式の違いを統一するためにWiFiで策定された規格である。

ところで、今まで11nと11aを同時に利用できる製品がなかったような気がするので、その点では新規性があると思ったが、11nと11aを同時利用する環境って何なんだ。と、少し考えても結論が出そうにないので、もう寝る(思うに11nは未だに2.4GHz帯を利用しているので、電子レンジを利用された場合の保険としての11a?どうでもいいや)。

802.11nドラフト2.0承認

IEEE 802.11n部会、ドラフト規格のバージョン2.0を承認──標準化へ一歩前進 : ネットワーキング – Computerworld.jpにて、802.11nのドラフト2.0だか1.10だかよく分からないがドラフト仕様が可決されたようだ(1.10よりも2.0にしたのは2.0流行に便乗?)。

過去にドラフト1.0時点で12,000件のコメント(苦情?)が寄せられたと米Airgoに聞く、Airgo True MIMOと「IEEE 802.11n」標準化における現状による情報があるが、2.0ではどのくらいのコメントが寄せられるだろうか。

また、さらにIEEE802の標準化を勝ち抜く術 – 日経エレクトロニクス – Tech-On!にて日経エレクトロニクス2007年1月15日号 – Tech-On!の802委員会特集に続いて記事が投稿されている。本編では802委員会とは「妥協」の文化と中の人が話していたのが印象的だったが、本記事では「敵をつくらないこと」としている。結局どちらも同じことを示しているという印象を受けた。

日本は談合の文化なのに関わらず、こういった標準化が苦手なので(?)学ぶべきところは多い。