802.16e-2005と無線LANの誤り訂正の比較

802.16(BWA)の標準化動向 (4) | WBB Forum

無線通信などで、受信側が誤ったパケットを受信した場合、送信側に対してそのパケット(誤ったパケット)を再度、送送するように要求する仕組みのことを「ARQ(Automatic Repeat reQuest、自動再送要求)制御」と呼ぶ。このARQは、通信回線の伝送区間で発生するパケット誤りを、レイヤ2の「MACレイヤ」で再送処理することによって、低遅延で効率よくパケット誤りを補償する技術である。

ここまでは無線LANと同じ。レイヤ2で再送処理を行うのは低遅延と効率。

レイヤ2ではなく、TCPのようにエンドエンドで再送を行おうとすると、無線部分以外のネットワークを通ることの遅延が含まれてしまい遅延が大きくなる(?)。よって無線区間で誤りが大きいのなら無線区間で誤り訂正をしてしまえという方針。

その反面、誤り訂正のためのバッファが必要で、そのバッファが溢れやすいという難点を持つ。よってMACレイヤよりも上位レイヤでは、このバッファを溢れさせないような送信もしくはフロー制御が必要。と、いう知見を論文に書いた気がする。要は詰まるんですわ。

受信側では付加された冗長ビットによって誤り検出を行い、誤りがない場合は送信側に対してパケットのシーケンス(順序)番号とACK(ACKnowledgments、確認応答)信号を返信する。誤りが検出された場合は、検出されたパケットのシーケンス番号と再送要求信号(NACK: Negative ACKnowledgments、否定応答)を返信し、誤りが検出されたパケットのみを再送し、これによって伝送区間で発生した誤りを補償する仕組みである。

ACK信号までは無線LANと同じ。しかしNACKは無線LANにはない。このNACKの要求の仕方については仕様書を読んでないのでコメントし辛いが、たとえば、連続的にフレームを送信して抜けがあった場合にNACKで知らせるということもでできるのだろうか。それとも誤り検出がされたらNACKを出すのか。

HARQは新しすぎて無線LANと比べられない。説明を見る限り、FECかましてるくせに余分な帯域を食わない解決方法のようだ。

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